広島県のほぼ中央に位置し、1974年に西条町、志和町、高屋町、八本松町が、さらに2005年には黒瀬、福富、豊栄、河内、安芸津が新たに合併し、現在の東広島市を形成しています。
市としての歴史は比較的浅いとも言えますが、地域としての歴史は深く市内には多くの歴史的な建造物があります。
市の中心部に位置する西条は酒処として有名で、兵庫の灘、京都の伏見と並んで、日本三大銘醸地に数えられるほど。「西条酒蔵通り」と呼ばれる通りには、赤瓦に白壁やなまこ壁、さらに赤レンガの煙突が立ち並ぶ一帯は限られた範囲に酒蔵が集中し、独特の情緒あふれる街並みが魅力です。
また、学園都市の建設を基軸として市内の整備が進められ、広島大学をはじめ、大学や官民の学術研究機関や国際教育センター(JICA)があり、先進的で国際色豊かな都市という一面もあります。
市内にはイオンなどの大型ショッピングセンターをはじめ、コンビニなどの商店が多く、暮らしやすい街として広島市のベットタウンとして人気です。
しかし、典型的な郊外型都市であり、また、地域によっては高低差のある地形のため、日々の暮らしには自家用車が欠かせないという声が多く、日ごろのメンテナンスから車検までお願いできる整備工場やガソリンスタンドが多くあります。